OCEANPLASTICPOLLUTION

海洋汚染問題・海洋プラスチック問題について

TODO Inc.設立にあたって多くの方々にご協力いただきました。その中でも、ソフトルアーの製造にあたり工業用プラスチック産業に携わる方々にも多大なご協力をいただきました。

私たちも小規模ながら工業用プラスチックを扱わせて頂くのでプラスチック産業と環境問題についての著書を拝読し学ばせていただきました

海洋プラスチック汚染が叫ばれるようになったのは、プラスチックが使い捨ての様に使用されると回収されないプラスチックが自然環境に取り残され、自然の中で砕かれマイクロプラスチックとなり生物が食べることにより、人間の体内に入ることから人体の健康に大きな影響を与えると新しい科学的な知見として発見されたこのに由来し、古くは、1987年のマルポール条約や1989年のバーゼル条約に端を発し、近年では、2018年にEU委員会で「漁具とシングルユースのプラスチックの規制案」が発表され以後大きく検討される始まりとなったのは「海洋プラスチック憲章」とされ、以下の様な世界的な流れとなりました。

2018年 カナダのシャルルボアで開催されたG7サミットでプラスチックごみの海洋汚染問題、プラスチック汚染を削減しようという議論「海洋プラスチック憲章」が始まりました。

この際、日本とアメリカだけが署名せず合意しませんでした。

2019年 G20 大阪サミットで「大阪ブルーオーシャンビジョン」(2050年までに海洋プラスチックごみを0にする目標)を提唱。

2020年 日本ではレジ袋有料化

2021年 バーゼル条約を改正しプラスチックごみの輸出入を規制

2021年 マイクロプラスチック対策として日本でプラスチックのリサイクルを強化

2022年 国連環境総会で「プラスチック条約」が採択

2024年 韓国釜山にて「国際プラスチック条約」について話し合われましたが、EUなどはプラスチックの生産量の削減目標を掲げましたが、プラスチックの原料となる石油の産出国の反対により合意には至りませんでした。

この様に、海洋プラスチック汚染問題は地球温暖化の原因と共に検討される事象として、年々、国際問題として注目されるようになりました。

また、2018年には、米ハワイ大学海洋地球科学技術学部のDavid Karl教授により80億トン以上に及ぶプラスチックが地球を汚染しており、プラスチックの劣化が進むと、メタンやエチレンなどの強力な温室効果ガスが放出されることが分かったとする論文が発表されました。

世界中で年間800万トンものプラスチックごみが海へ流れ出ている現状から、2050年には海洋プラスチックごみが魚より多くなるとも言われるようになっております。またペットボトルは分解されるのに400年かかり、レジ袋は20年かかるといわれています。

釣り業界でいえば芦ノ湖でのニジマスがワームを飲み込むと胃の中に残り魚の身がワーム臭くなる(芦ノ湖)という点と、ワームがゴミとして湖底に溜まる(河口湖・西湖)という点から神奈川県の芦ノ湖、山梨県の河口湖と西湖の3つの湖でワームの使用が禁止されています。

TODO Inc.もソフト・ベイト、ワームを製造する会社として運営していく中でどうしても海洋プラスチック汚染の一旦を担ってしまっております。このことを真摯に受け止め、弊社として様々な活動に取り組んでおります。

一つは、海で釣りをした後に釣り場の清掃活動を行っております。その際に捨てられていたワームを回収しております。またアングラーの皆様の使用済みのワームの回収をお受けし、使用済みワームを再利用し、再度、別のワームとして再生させていただき、お送りいただいた方々へお礼としてささやかではありますが、作製したワームを差し上げています。また、フィールドテストにご協力して頂ける方々にも再生素材を使用した製品をご提供させていただいております。この活動は、少しずつ世界中に波及し海外諸国の賛同して頂けるルアーメーカさんとも情報を共有し同活動に取り組んでいただいております。

また、釣り場で釣りの仕掛けのパッケージやワームのパッケージが捨てられていることをよく見かけます。弊社が製品のパッケージを考える際、アングラーの方々に大切にして頂けるパッケージはどういったものにすれば良いか、捨てられないパッケージにするにはどうすれば良いかを様々な方々にご相談させていただきました。現在、計画しているのは、パッケージをファイリングしていただける様なバインダーを企画しております。弊社のパッケージをファイリングしていただき、また使用後に他社様の製品も中に入れて再利用していただける様なパッケージを考えた結果、剥がし易く、再度貼りやすいステッカーを考え、弊社のロゴを剥がして無地に近い状態でご使用いただけないかと考えました。またステッカー自体も再利用していただくことで、少しでもごみを減らし循環型・リサイクル再利用となる様、日々、試行錯誤を重ねております。

参考文献・セミナー

『海洋プラスチックごみ問題の真実』 磯部篤彦 著

『ど~する海洋プラスチック (改訂増補第2版 – 令和に始まる「大仕事」G20でGO!』 西尾哲茂 著

公益財団法人 海洋生物環境研究所 総説『海洋マイクロプラスチック汚染問題の現状』長谷川一幸 / 木村悠二 著

ウェブセミナ『脱プラを再検討~循環型ビジネスへの新アプローチ~

追記

『令和7年度プラスチック汚染とその対策に関するシンポジウム』